令和6年は4月の声を聞くと共に桜が見事に開花しました。その後、新緑も駆け足で訪れました。今年も新入生と共に新年度が迎えられますことを嬉しく思います。
新型コロナウイルス感染症によって、社会も学校も大きな変化を求められました。令和5年の5月に5類に移行してからは、社会も落ち着き、高校も安定した取り組みを行うことができるようになりました。ご協力ありがとうございます。
高校3年間は生徒にとって長いようで短い3年間です。いろいろな思いで入学してきた生徒の「夢」「目標」に応えること、このことは高校の大事な使命です。そして、これに応え、充実し楽しい3年間を送ることができるのが本校です。生徒の興味や関心・可能性を引き出すために、本校は「普通科」「家政科」「商業科」で構成され、多くのコースで生徒の多様性に応えています。さらに、本校の強みである、盛んな学校行事、そして全国大会を目指す運動部、どれも高校生活を豊かにするものです。今後さらに満足度の高い学校を目指し、勉強・進路・行事・部活動など、生徒の日々の活動・生活を支えていきます。
「至学館」は、「より高いところを目指し、常に向上心とチャレンジ精神を持って自らの力で学びに至るための館」、という意味を込めて命名されました。我々教職員は、この名前に負けないよう、日々研鑽し、共により高いところを目指す存在でありたいと考えます。また、本学の建学の理念である「人間力の育成」は、勉学・スポーツ・友情などにおいて、いろいろ経験を重ね、そして「夢」「目標」に向かって全力で取り組み、心を育み自立の力を伸ばしていくことです。生徒一人ひとりが探究心を持ち、「夢追人」となって、「自分」の可能性を伸ばしてくれることを願っています。
至学館高等学校 校長 奥川 渉